この記事は、カニ通販でよく見るカニの加工品の名称(むき身、ポーション、姿、ほぐし身など)について説明しています。
通販でのカニ購入時に、どれを選べばよいかの参考にしてください。
かにのむき身、カニのポーション・ハーフポーションとは、どういう商品?
むき身もポーションも、カニの加工品の名称ですが、販売店によって呼び方が様々です。
「むき身」は、カニの殻をはずした足の状態を言い、殻をむく手間がなく、蟹肉にかぶりつけるのが特徴です。
カニの「ポーション」とは、本来カニ1匹まるごとではなく、小分けにされたカニを指しますが、ネット通販では殻をむかれた「むき身」を指すことが多いです。
どこの蟹通販店でも販売しており、価格は1kgで1.5万円前後が相場です。
「ハーフポーション(ハーフカットポーション・半むき身)」という商品もありますが、これは殻が半分ついたむき身になります。
殻があるので鍋に入れてもしっかり蟹の出汁がでますし、焼いても身が崩れない&火を通しすぎないのでバーベキューや焼き肉の具材としてもおすすめ。
元祖はますよねの「カット済」という商品ですが、肩肉など他の部位も入って1.2kgで1万円前後です。
※【参考】ますよねの元祖カット済(ハーフポーション)ズワイガニ1.2kg

むき身、ポーション【殻なし完全むき身】
殻が外してあるカニの足のむき身で、すべて食べられるため無駄がありません。
内容量すべてが可食部となるため、カニの姿のように身入りを心配する必要がなく、値段にもさほどばらつきがないのが特徴です。
「ズワイガニ」または「タラバガニ」のいずれかがむき身になっているものがほとんどで、さらに部位によって「カニ爪ポーション」「棒肉ポーション」など細かく名称がつけられているものもあります。
食べやすく加工してあるため、カニのポーション(バラ売り加工)の中では最も単価が高く、1kg当たり15,000~20,000円が相場です。
蟹しゃぶ、お寿司、天ぷら、刺し身、バター焼き、サラダ、酢の物、グラタン、パスタなどに便利で、飲食店やホテル・旅館などでもよく使われています。

幼児や高齢者がいる場合は最も喜ばれる「食べやすいカニ」で、当サイトでは一番オススメしています!
購入するときチェックすること
- 生のものと、茹でてあるものがあります。生なら加熱時間は長くなり、茹でてあればさっと温める程度で食べられます。購入時にはどちらなのか確認をしましょう。(※基本的には「生」ですが、刺身にもできるものと加熱用があります)
- 「むき身だけ」なのか、「その他の部分(肩肉など)も同梱されている」のかによって価格が違います。購入時は、内容をチェックしましょう。
- 「ほぐし身(※フレーク状)」や、「持ち手のないむき身(完全に「身」だけの状態)」も、むき身として売られていることがありますので、よく確認しましょう。
通販でおすすめのポーション・むき身
【カニ鍋なら】
カニ鍋は蟹の出汁がお鍋に出たほうが美味しいので、肩肉がセットになっているかに本舗の生ずわい蟹「かにしゃぶ」むき身満足セット 2kg超(11,800円税・送料込)がおすすめ。
セット内容は以下の写真の内容(650g)が3パック入っています。むき身以外のものもありますので、むき身「だけ」が欲しい人は選ばないでください。
【かにしゃぶ・かにすきなら】
蟹をなべにサッとくぐらせて食べたいときは、肩肉などは不要!ということで、純粋に「むき身」のみのセットがおすすめ。コスパが良いのはかに本舗の超特大8L~10L生ずわい蟹「かにしゃぶ」脚肉むき身 1kg超(12,800円税・送料込)です。
こちらは足のみ入っていて、ズワイガニでは特大サイズの9Lです。かに本舗には6Lや4Lなど他のサイズもありますが、例年一番大きなサイズから売り切れていきますので、気になっている方は早めに購入しましょう。
【タラバガニのむき身を食べたいなら】
ズワイガニの甘くてやわらかい食感もいいけど、やっぱり大きさ&派手さ!歯ごたえだってほしい!というならタラバガニのむき身に限ります。
タラバガニのむき身は大手通販店では取り扱い店舗が少ないのですが、快適生活が得意としています。
オススメはコスパ抜群で味にも定評のある快適生活ボイルタラバ蟹南蛮肉剥き身(お徳用)2kg(15,600円(税込)+送料別途全国1000円/北海道・離島は1500円)です。
取り扱い店舗も少なく、快適生活のかには毎年早くに売切れるので早めに注文しておきましょう!
>>ボイルタラバガニ南蛮棒肉剥き身(お得用) 1kg/2kg
ハーフカットポーション(ハーフポーション・半むき身)
半分だけ殻を残してカットしてあるカニで、鍋や鉄板焼きなどに便利です。むき身と同様に食べやすく、食べごたえがあります。

鉄板焼きで焼きすぎると殻に身が焦げ付きやすく、身を外すのが困難になります。焼き加減には注意しましょう。
購入するときチェックすること
足のどの部分が入っているかで価格が違います。一番食べごたえのあるのは、カニの足の太い部分で、この部分だけが入っている商品が一番価格が高いです。肩肉や爪下(足の細い部分)も混ぜてある商品は価格がおさえられている事が多いので、購入時にはどの部分が入っているかしっかりチェックをしましょう。
通販でおすすめのハーフカットポーション(半むき身)
通販でハーフカットで激安といえば、ラジオショッピング・テレビショッピングでおなじみの快適生活!ハーフカットのカニはびっくりするくらい安いです。
おすすめは快適生活の「大型刺身用生ズワイガニ半剥き身」満足 2kg(総重量:2.4kg)(11,700円税込+送料全国一律1000円)です。お刺身用なので、このまま解凍してお刺身でも、バター焼きしたり、コンロでさっと炙っても香ばしい香りで美味しい!
その他、通販でよく見られるカニの種類や加工品の呼び方
蟹のむき身、ポーション以外にも沢山の種類が販売されています。代表的なものを紹介します。
カニ姿
カニをそのまま丸ごと1匹のことを「姿」と言います。ズワイガニ、タラバガニ、毛ガニなどがあります。
姿まるごとだと、カニの肉だけでなくカニ味噌も楽しむことができますし、見た目のインパクトとボリュームは感動モノです。
見た目も華やかなため、お祝いの席や、贈答品としてもよく使われます。
カニ肩足肉(肩脚肉)
カニをまっぷたつにカットして1/2にしたものを「1肩」と呼んでいて、タラバガニのように大きなカニならこれだけでもかなりのボリュームがあります(1肩1キロ以上)。
カニ姿ほどではないですが、インパクトがあるため華やかな席にもぴったりです。
訳ありカニ、訳あり足
足が折れたり、形が不揃いですが安価に販売されています。贈答品には向きませんが、家庭で食べるには十分です。さばき方や切り方次第で、色々な加工ができます。
ブランド蟹と同等の品質でも、足が1本ないだけで半額になっているものもあり、大変お買い得です。管理人は毎冬市場などでこういった蟹を買って食べています、笑
カニ爪
プリプリとした独特の触感で人気のあるカニ爪です。殻付き、殻が半分カットされているもの、むき身といろいろな形状で販売されています。
甲羅が非常に硬く、自宅で大量にさばくのは難しいので、フライや天ぷらに使うのであればむき身を買うと便利です。茹でたものと生がありますが、フライや天ぷらにするなら茹でたもののほうが使いやすいです。
ほぐし身・フレーク
茹でたカニの足の身をほぐしたものです。缶詰もこれに当ります。足が折れたり形が不揃いな、いわゆる「訳あり」のカニや、爪下(細い足の部分)や肩肉など安価な部分を使っているため価格は大幅に安いです。
完全にバラバラになっているため、鍋料理にしたり、かぶりつくことはできませんが、かに玉、酢の物、チャーハンなど幅広く調理に使えるので便利です。
まとめ:目的に合った蟹の部位を買いましょう!
当サイトでは、幼児や高齢者がいてもみんなで簡単に楽しくワイワイと蟹を食べたいよね!というコンセプトのため、「蟹のむき身(ポーション)」をオススメしています。
しかし、贈答品にするにはやはり格が低くなりますので、身内ならともかく、目上の方や大事な方には「かに姿」や「肩足」を選びたいものです。最初からチャーハンなどに使うのであれば「ほぐし身」、ファンの多い「カニ爪」は鍋のほかフライなどでも美味しくいただけます。
このように、用途にあわせてきちんと蟹を選ばないと「こんなはずじゃなかった」ということになります。蟹は返品ができませんので、購入時にはどの部位なのか、どれくらいの量が入っているのかをしっかり確認しましょう。